子供の近視治療について|小児眼科

近視は失明原因の
第5位~6位

子供の近視治療について

アクセス良好天神 / 日本眼科学会 認定専門医

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近視人口が急増しています

近視人口が急増しています

近年、近視の人が非常に増えています。これは日本だけでなく世界的な傾向でMyopic boom(近視の激増)と呼ばれています。特に、日本、中国、香港、シンガポールなどの東アジア諸国で近視が増えています。文科省の統計では、視力1.0未満の割合は下の表のように昭和50年代と平成24年を比較すると平成24年では約10%増加しています。2018年の東京都の調査では、近視児童の割合が小学生77%、中学生95%と急増しています。中高生も2~3人に1人は裸眼視力0.3以下で、成人の約半数が近視といわれ、日本は近視大国となっています。

視力1.0未満の割合

小学生 中学生 高校生
昭和50年代 20%未満 40% 50~55%
平成24年 31% 54% 65%

※文科省学校保健統計

近視はどんな状態なのでしょうか?

生まれてから小学校に入る前までは遠視の状態ですが、8歳くらいまでに、正視(遠視でも近視でもない状態)になります。通常、近視が進む場合、8歳から進みます。近視が進むと下図のように眼軸長(眼球の長さ)が延びて、ピントが網膜の手前にずれ、遠くが見えなくなります。近視が強くなるほど眼軸が伸びていきます。

  • 正視の眼

    遠方から来た光の焦点が網膜にある。

    正視の眼
  • 近視の眼

    眼球が長いため、
    光の焦点が網膜の手前にある。

    近視の眼

近視の程度には、下記 5つがあります。

弱度近視 中等度
近視
強度近視 最強度
近視
極度近視
(-3.0D未満) (-3.0~-6.0D未満) (-6.0D~-10D未満) (-10.0D~-15.0D未満) (-15.0D以上)

眼底に異常がなく、矯正視力が良いものを単純近視と呼びます。強度近視以上の強い近視では何らかの異常が眼に起こるといわれています。視力に大切な黄斑部(網膜の中心部)に異常がある近視を病的近視と呼びます。近視が強くなると病的近視が増え、将来、視機能の低下が心配されます。

正視の眼では遠くから来た光の焦点が黄斑部に結ばれますが、近視の眼では眼軸長が長いためピントが網膜の手前にずれ、網膜にボヤけた像が映ります。

歯科医

近視の原因について

進行原因には、遺伝的なものと環境的なものとがあります。近視の著しい増加には、長時間の近距離作業や戸外活動時間の減少などの環境変化が深く関係しています。

  1. 遺伝(親が近視の場合、子供も近視になりやすい)
  2. 遠視性ラグ(遠視性デフォーカス)

近距離で眼を長時間使うと、調節力が低下し、焦点が網膜面の後方(遠視側)にずれやすくなり、物がぼやけて見えます。これを遠視性デフォーカス(遠視性のボケ)と言います。

遠視性のボケを解消するため眼球が長くなり、近見時に網膜に鮮明な像が映るようにするメカニズムが働きます。遠視性のボケ状態が慢性化すると、眼球が延びて近視が進行します。近視が進むと遠見視力が低下するだけでなく、眼球が延びて強膜や網膜などの眼の組織が過剰に伸展・菲薄化するため、いろいろな眼の病気の原因になります。

近距離作業による眼球の変化

  • 近視の眼

    近見時、遠視性のボケで焦点が後方にずれる。

  • 慢性化慢性化
  • 近視の眼

    焦点がずれないように眼球が伸びる。

なぜ近視の進行を抑えないといけない?

近視が強くなり、強度近視以上になると
視力を脅かすいろいろな眼の病気が
起こりやすくなる
ためです。

近視と関係がある病気

●黄斑(網膜の中心部で視力に大切な場所)の変性 ●黄斑委縮
●黄斑円孔 ●網膜分離 ●新生血管黄斑症 ●緑内障 ●網膜剥離

日本でも近視は失明原因の第5位~6位で、中国では失明原因の第1位になっています。特に、-8.0Dより強い近視(強度近視)では、その80%に何らかの眼障害が起こります。視力や視機能が非常に低下すると日常生活や仕事にも支障が出ます。

  • 黄斑委縮

    黄斑委縮
  • 新生血管黄斑症

    新生血管黄斑症

    黄斑部に出血や浮腫があり、視力が低下している

小児の早い時期から近視になっている人は、近視の進行速度が速く、強度近視や極度近視に進みやすいので、近視の進行を抑える治療を積極的に受けたほうがよいと言われています。

歯科医

近視の予防法

紫光をできるだけ浴びる。

  • ・1日2時間は外で過ごすようにする。
    近視の進行を30%抑制します。庭やベランダでもよいです。
  • ・学校の休み時間はできるだけ外で遊ぶ。
  • ・通常のガラスは紫光をカットするので、窓はなるべく開けるようにする。
紫光をできるだけ浴びる。

調節筋の負担を減らす

  • ・読書する時は眼から30cm以上離して読む。
  • ・背筋を伸ばし、顔を傾けないで、左右の眼と本との距離を 同じにして読む。
  • ・ゲームやパソコンを20分見たら休憩し、20秒間遠くを見て調節筋をリラックスさせる。
  • ・本のページをめくるたびに3~5秒間遠くを見る。
調節筋の負担を減らす

近視の治療について

将来、強度近視になって視力を脅かす眼の病気にならないよう近視の進行を抑えることが大事です。近視の原因はまだ、十分に解っていないので、近視の進行を完全に抑える治療法はまだ、ありません。しかし、以下のような近視を抑制する有効な方法がいくつかあります。詳しくはお尋ねください。

  1. 低濃度アトロピン点眼
  2. 累進メガネや多焦点コンタクトレンズの装用。
  3. 1+2併用療法。
  4. オルトケラトロジー
  5. 戸外で過ごす時間を延長。
  6. クロセチン摂取(クチナシ、サフラン、サプリメント)

天神疋田眼科外観

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